以前のブログ・成長期まんぷく大作戦。①でも触れましたが、
幼虫の初期の段階で消化しやすい食べ物(菌糸)を与えて、ある程度食べられるようになってから長持ちのする菌糸瓶に投入するという検証をしています。
しかし長持ちするような菌糸を与えるといじけてしまう幼虫が出てしまう可能性もあり、それを避ける目的で多頭飼育を行います。幼虫それぞれが菌糸を食べていくことで共生バクテリアの増加が促進され、菌糸の再生能力を穏やかにするなど複数のメリットが望めると考えていますが、期間が伸びてしまうと密度による弊害が起こってしまうでしょう。
また、趣味レベルの検証ですが比較対象は極力同条件に絞りたいところなので、今季♀が超爆産してくれたYG24B-01ラインの幼虫たちに協力してもらいました。
いうことで、まだ本来の菌糸交換時期には少し早いですが、F-ZEROクヌギとF-ZEROブナを50%ずつの配合した2本目に移し替えていきます。
YG24-B01(♂ 84.3mm×♀ 56.5mm)ライン
2024年のNLB参戦ラインとして登録しました能勢YG血統YG24-B01(♂ 84.3mm×♀ 56.5mm)ライン。
♂は同腹個体に2022年のNLB優勝個体である91.6mmを筆頭に、89.0mmや88.0mmを持つヒロインターナショナル氏の22-20(HA)-58。
♀は同腹に88.0mmなど特大サイズを数えながら脅威の完品羽化率を誇るBlackazu氏のYG2212-22です。
目標
2024年のNLB参戦に参戦しているラインですが、今回の個体群は直近の成長よりも今後のブリードへのヒントを期待してブリードしています。
成長期に最大限効率よく菌糸を食べてもらうには2本目の交換時期をいつに設定するべきなのか。そんな観点から早い段階で持ちの良い菌糸に交換し、2本目のケースで引っ張って飼育するプランです。
うまくいけば大型化も狙える、、、のでしょうか。(笑)
菌糸瓶交換
今回交換するYG24-B01ラインは6/25に投入した個体の14頭分(1頭は*になってしまっていました。)、性別に関わらず2024/09/02に2本目に移行させました。
今回も写真をまとめてみました。
総論
今回は計13頭の菌糸瓶を交換しました。
1頭が*になってしまいましたが、他の個体は♂♀ともに順調に成長しており大まかには良い状態かと思います。
幼虫の体色も綺麗に透明の個体ばかりで成長期真っ只中といった印象です。
F-ZEROの菌糸はかなり菌が強く、超固詰めかつ容量の多い容器で管理しているので4~5ヶ月ぐらい引っ張るイメージでいます。
この結果が吉と出るのか。羽化シーズンが早くも待ち遠しいです。