コクワガタ
今まで野外採集はしていましたが、基本的にはその場でリリースしていたコクワガタ。
国産のクワガタの中では最も個体数が多く(主観です)、決して憧れの品種とは言えないかもしれませんが実は奥深い魅力を備えています。
今回はそんなコクワガタの割出しです。
割出し
血統化もしてみたい感はありますが、♀が野外採集ですので今シーズンはとりあえず複数のメスからある程度幼虫を得ようと考えました。
しかし爆産してもらっても困るので、交尾済みであろう♀を5頭、産卵セットを組んだコバエシャッター中に投入しました。
産卵セットといっても激硬でオオクワガタにも使いたくなかった産卵材を斧で割って埋め込んだだけなので、良い状況とは言えないセットです。
さて、やっていきましょう。
メモに記載している通り、♀は5頭中4頭は事前に取り出しています。
1頭だけ見当たらなかったので、もしかしたら既に*になってしまっているかもしれません。
開けるとこんな感じ。
材がボロボロになっているのはフライングして事前に割り出した分です。その時は5頭取れて既に別容器に管理しています。
ケースを裏返すと結構大きくなった幼虫がちらほら見えます。
コクワガタは材に産卵する傾向にありますが、幼虫は割と早い段階でマットに移動するようですね。お腹が黒くなっているのはマットを食べて生育している証拠です。
少しだけ残っていた材にも幼虫がいました。
そんなに数は多くないようなので、コバエシャッター中で多頭管理にします。
今回使用するのはBuBuさんのカブトマットにオオクワガタに菌糸瓶交換時に出た廃菌床をブレンドしたもの。
結果はマットからは8頭、材からは2頭でした。
コクワガタには申し訳ないほど硬い材を使用していながらこの結果には満足です。
ちなみに取り出せていなかった♀ちゃんは*になってしまってました。。ありがとうね。
でも自然界で絶対的な地位を築くだけあってコクワガタは頼もしいですね。硬い材でも乾燥気味だったマットでもじっくり成長してくれています。
目標は大台の50mm。
みんなモリモリ食べて成長してね〜!!