我が家では2024年シーズンから本格的に始動した能勢YGのブリード。
大型血統2年目となる2025年に向けて、銀河系軍団を作るべく着々と補強してきました。
そんな補強の(おそらく)最後を飾るのに相応しい個体を譲っていただきましたので、記録を兼ねて。
hxbwh999氏の23YG-B4-04
85.0mm
この個体、血統背景がもの凄いんです。
父は91.2mmでhxbwh999氏 の21NS-C2-07。
母は51.7mm(早期羽化)でhxbwh999氏の22NS-F3-01。
実は記憶にも新しいhxbwh999氏のBE-KUWAレコード個体94.1mmの同腹個体の♀です。
ということで今回の個体はレコード同服個体の直仔に当たります。
同腹関係では88.5mm, 88.4mmですが、異腹では92.6mmを筆頭に幼虫体重も46gOVERを記録した個体が連なります。
持っているポテンシャル自体に疑いの余地はありませんが、今回の補強の決定打となったのはその体重推移にあります。
オオクワガタに限らずですが、菌糸瓶1本目から2本目、時期として孵化後1〜7ヶ月にかけては成長期にあたり体重推移が著しい期間に当たると考えています。
個人的な経験からしてこの時期に体重が乗せられなければ、大型化させることはまず困難かと思います。
今回の場合、87.0mmで羽化した同腹個体は同じ飼育条件で2本目交換時25.4g、3本目交換時37.8gとカンタケの低温飼育では順調な体重推移を示しています。
比較して考えると今回補強させていただいた個体の後半の伸びと羽化後のサイズは驚異的に思えます。
もしオオクワガタの成長曲線に何種類かパターンがあるのなら晩成型の個体と言えるでしょう。
7月2日に三階松カンタケ800ccに投入後、9月28日の2本目交換時の体重は16.8g、3本目交換時33.7g、4本目交換時に34.6gを記録し、そのまま羽化して85.0mm。
若干1本目の成長が鈍かったものの後半に一気に伸ばしての結果なので、最初から順調なら、、、とあらぬ期待を寄せてしまいます。
仮に”晩成型”のこの成長パターンが遺伝するのであれば、初期から体重の乗りやすい♀と組み合わせることで、”普通早持続”の成長で殿堂入りコースを引き当てることが出来るかもしれません。(ジーワンジョッキー)
僕の思惑が当たっていれば、次世代にギネス級の個体が羽化してきてもおかしくありません。(飼育技術が伴うかは置いておいて、、笑)
ということで、この個体には割と初期から体重の乗りやすい♀を組み合わせていきたいと思います。