
初来日のコーカサス、来たる?!
とんでもない個体を手にすることが出来ました。
T-TOPこと石塚さんの採集個体で、アチェ州原生林最北部ジャント(Bukit barisan)産のコーカサスオオカブトのペア(1♂、3♀)。
石塚さんからもっと詳細な情報もいただいてますが、さすがに公開は避けておきます。笑
ちなみにアチェ北部産のコーカサスは日本にはまず流通しておらず、おそらくブリードされている方もいない貴重な系統。
一般的に流通しているスマトラ島産のコーカサスは南部のランプン産だそうで距離にして1500kmも遠方になります。
分かりやすい距離感で考えると北海道と九州ぐらいの位置。
もちろん遺伝的な交流はないでしょうから数を増やして比べてみれば形質の部分でもなんらかの変化が見られるかも。
しかも採集場所や日時、動画や画像データなどもある信頼のT-TOPラベルとあっては、、、なんとしてでも次世代を獲得しなければなりません!
ということで、気合い十分なうちに生体紹介を。
♂90.0mm
2025年5月10日 T-TOP氏ライトトラップ採集
(標高375mm地点)
♀55mm前後
2025年5月10日 T-TOP氏ライトトラップ採集
(標高900mm地点)
以下、おまけしていただいた♀達です。
♀フリー(符節2本取れ)
T-TOP氏のジャントメンバーが新月にライトトラップ採集個体。
♀フリー(符節4本取れ)
ちなみに事前に産卵セットは組んでいたので、♀達は到着後に即投入しています。
虫達のことを大事に考えられた梱包のおかげで物凄く元気でした。
符節欠けのメスも体調はすごく良さそうなので、しっかり産んでくれるかもしれません。
非常に悩ましい部分ですが、とりあえずは産卵セットで2週間ほど様子見してから産卵の状況を見てペアリングするか検討したいと思います。
乞うご期待。