Dorcus hopei binodulosus
形態
体長は♂が自然化では76.6mm、 飼育下では94.1mm、♀ は61.5mmを記録する国産最大級のクワガタムシ。
飼育下での繁殖法が確立されているものの、乱獲や丘陵地の開発や森林伐採などにより野生個体の生息が危ぶまれており、2007年には準絶滅危惧種から絶滅危惧II類に移行。
ミトコンドリアDNAの解析による結果、近縁種は、台湾に棲むタイワンオオクワガタとラオスやインド等に棲むグランディスオオクワガタであり、中国本土のホペイオオクワガタとも近い。
内歯の位置は体長によって変化し、大型個体から順に、第1内歯が大顎の中央部分から前方に向かって生える「大歯型」、第1内歯が中央部分から内側に向いて生える「中歯型」、第1内歯が大腮の基部に生える「小歯型」と呼ばれる個体変異がある。
分布
日本国内では全国的に分布するが、生息地域はブナ帯の原生林、高所の樹洞や台場クヌギに集中し、局所的。
飼育温度
飼育適温:20℃~28℃
飼育可能温度:5℃~32℃
寿命
2~6年
成熟期間
♂、♀共にサイズや飼育温度によって異なりますが、♂は羽化後6ヶ月ほど、♀は5ヶ月ほどで繁殖が可能と思われます。とはいえ大型の個体ほど成熟までの期間も長く、一般的には冬越した個体を累代飼育に使用するのが望ましいと思います。
私的飼育用品
・飼育
飼育容器:コバエシャッター(小〜中)、クリアスライダー(大)
飼育マット:小動物用針葉樹粉砕マット
餌:フジコン製高タンパク乳酸ゼリーワイドS、ブリーダーズ・ファーム製濃厚タンパクゼリー 16g
・産卵セット
飼育容器:コバエシャッター(中)、クリアスライダー(大)
飼育マット:DDA製newヒラタ産卵マット
産卵材:西日本こんちゅう社製ハイパーニクウスバ材L14SE、ハイパーニクウスバ材M、DDA製植菌カワラ材
餌:フジコン製高タンパク乳酸ゼリーワイドS、ブリーダーズ・ファーム製濃厚タンパクゼリー 16g